2 章 : 式の中の式
前章では、コンピュータプログラミング言語における 簡単な 式の組み方を学びました。
この章では,式の中に式があるという ネストされた 式の作り方を学びます.
ネストされた式
ネストされた式はロシア人形のようなもので、ある式はその式を含み、その式はその式を含み、その式はその式を含む…というものです。
ある式を含む式はどのようにしてできるのでしょうか?
例えば、3
と4
を足して、5
をかけるという ネストされた式 を作るとします。
そのためには、前の章で紹介した 式の 3 ステップ を使います。
-
まず、コンピュータに何を実行するかを伝えます。そのためには、
( )
というカッコを使います。コンピュータはカッコの中身を実行してくれます。 -
次に、どのような「操作」を実行してほしいかをコンピュータに伝えます。この場合、操作は「かけ算」です。
-
最後に、「操作」についてくわしくコンピュータに伝えます。この例では、オペランドは次のとおりです。
(+ 3 4)
と5
です。
これらをすべて組み合わせると、次のようになります。
(* (+ 3 4) 5)
おめでとうございます。これがあなたの最初の ネストされた式 です。
例えば、(* (+ 3 4) 5 6 8)
と入力することもできます。
練習問題
練習問題で難しい場合は、式の 3 ステップ をもう一度読んでみてください。
A. 12 に 10 を足して、その結果を 3 倍してください。
()
B. 9 に 7 を足し、5 をかけてください。
()
C. 7 と 9 をかけて、その結果に 6 を足してください。
()
D. 7 と 9 をかけて、その結果に 6 と 9 を足してください。
()
E. 9 に 7 を足し、その結果に 5 と 3 をかけてください。
()
F. 7 と 9 を足して、その結果に (+ 3 8 9)
をかけてください。
()
練習問題の答えは次の通りです。
A. 66
B. 80
C. 69
D. 78
E. 240
F. 320
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