前章では、コンピュータプログラミング言語における 簡単な 式の組み方を学びました。

この章では,式の中に式があるという ネストされた 式の作り方を学びます.

Russian Dolls

ネストされた式

ネストされた式はロシア人形のようなもので、ある式はその式を含み、その式はその式を含み、その式はその式を含む…というものです。

ある式を含む式はどのようにしてできるのでしょうか?

例えば、34を足して、5をかけるという ネストされた式 を作るとします。

そのためには、前の章で紹介した 式の 3 ステップ を使います。

  1. まず、コンピュータに何を実行するかを伝えます。そのためには、( )というカッコを使います。コンピュータはカッコの中身を実行してくれます。

  2. 次に、どのような「操作」を実行してほしいかをコンピュータに伝えます。この場合、操作は「かけ算」です。

  3. 最後に、「操作」についてくわしくコンピュータに伝えます。この例では、オペランドは次のとおりです。(+ 3 4)5 です。

これらをすべて組み合わせると、次のようになります。

(* (+ 3 4) 5)

おめでとうございます。これがあなたの最初の ネストされた式 です。

例えば、(* (+ 3 4) 5 6 8) と入力することもできます。

練習問題

練習問題で難しい場合は、式の 3 ステップ をもう一度読んでみてください。

A. 12 に 10 を足して、その結果を 3 倍してください。

()

B. 9 に 7 を足し、5 をかけてください。

()

C. 7 と 9 をかけて、その結果に 6 を足してください。

()

D. 7 と 9 をかけて、その結果に 6 と 9 を足してください。

()

E. 9 に 7 を足し、その結果に 5 と 3 をかけてください。

()

F. 7 と 9 を足して、その結果に (+ 3 8 9) をかけてください。

()

練習問題の答えは次の通りです。

A. 66

B. 80

C. 69

D. 78

E. 240

F. 320

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